色々考えています
本日は、週刊新刊全点案内2083号の発行日です。
掲載件数は1072件でした。
*こんな本がありました*
ジョナサン・バルコム(著)
白揚社(2018.10)
魚の生態や習性についての本は数多くありますが、こちらはなんと知的生活。人間のように社会生活を送ったり、道具を使う魚がいたりと、高い知能を持っていることが明らかになってきているそうです。
そもそも魚に感情があるとは想像し辛いところですが、それもただの思い込みでしょうか。最近では動物の感情や行動を解析できるアプリが出てきています。ゆくゆくは魚の気持ちを表現できる時代が来るかもしれません。人間が魚を観察しているように、魚も人間を観察していたりして。飼育もすれば食卓にも並べてしまう人間のことを、本当はどう思っているのでしょうか?
なかなか興味をそそられるテーマでしたが、あまり深読みすぎると今後の食生活に影響が出そうなので、次はこちら。
さいとうしのぶ(作・絵)
PHP研究所(2018.10)
「だいどころ~」「きょうしつ~」に続くおはなしシリーズの第三弾。前作までの道具たちの会話も面白かったですが、今回は動物園の動物たちが主役。人間に見られる動物たちが普段何を考えて、どんな会話をしているのか。ユーモア交じりの一口童話です。
ほのぼのとした感じで描かれていますが、動物たちのぼやきは意外と切実だったりします。
特にうさぎのプロ意識には頭の下がる思いでした。仕事だと思うと、動物側も色々大変そうです。