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平成振り返り~TRC・データ部むかしばなし〈2〉

今月の雑記のテーマは、平成振り返り。
社歴の長いデータ部メンバーが、それぞれ平成を振り返ってみます。
一応、私は平成一桁の入社です。

入社当時、データ部は「原稿用紙に手書き」というスタイルでMARC作成をしていました。
その数年後には専用端末を使ってのMARC作成となることが決定していたようです。
私と世代の近い社員は、その専用端末での直接入力の想定で「ワープロが使える」というのが採用条件だったように思います。

ところがいざ入社してみると、手書きでした。
目録の採用基準を一から覚えるのはもちろんですが、同時に「早く、正しく、読みやすく」文字を原稿用紙の所定の位置に記入する、というワザを獲得しなければなりませんでした。
「手書き」という思いもよらぬ身体的な能力が必要になり、腱鞘炎になってしまった同僚も...。

想像してみてください。
勤務時間ずーっと、せっせせっせと「手書き」ですよー。(やってみてと言われても今はもう出来ない...かも)

そうして先にもお話したとおり「専用端末での直接入力」が始まりました。
専用端末。どんな感じでしょうか? 想像できますか?
つまり、メールできない、インターネットできない、文書作成も表計算もできない、まさに入力作業のみの端末です。

外見はちょっとパソコンに似ていると言えなくもない。
ブラウン管のモニタにキーボード、それからモデムがつながったものです。
モデムとは何か? 説明がややこしいので省略。(すみません、ネット等で調べてみてください。)

パソコンではないので、本体と言えるものはありません。
いや、ブラウン管モニタを本体と言っていいのか。
マウスもありませんでした。
そもそも、当時まだパソコンというコトバ自体がそんなに浸透してなくて、ギリギリ「マイコン」と「パソコン」と両方の呼び方がありだったような...。
専用端末の画面は黒地で、文字色が白?あるいは緑?だったような...。
昔すぎて、うろ覚えですみません。

とにかく、ブラウン管の電磁波が身体によろしくないということで、データ部メンバーは電磁波防止の専用エプロンをつけて作業する人が多かったのです。
電磁波はブラウン管の表側に向かって進んでおり、表側のその先には我々、人間がいるわけで。
勤務時間ずーっと、そのブラウン管が発する電磁波にさらされているわけです。

ブラウン管って、奥行きがあって、どっしりと重くて、存在感がありました。
電磁波防止のシートをモニタに直接取り付けたりもしてましたねえ。
固定テープがブラウン管の熱で溶けて、すぐにはずれてしまうので、ガムテープでシートを固定する。
おかげで、モニタはガムテープでベタベタ状態、だったなあ。かわいそうなことをしました...。

写真でも残っていれば良かったのですが、残念。無い。
何せ当時写真を残すにしても、フィルム式のカメラですからね。
そんなに気軽に画像を残せる時代ではなかったわけです。

このような変遷があり、現在は、GPSという入力システムを使ってデータ部はMARC作成をしています。
これ無しでは、TRC MARCは作れません。(断言!)

平成から令和に移りゆくのに、あと3週間ほど。
ならば、ここからは私の勝手な妄想で、未来の入力方法「こんなのあったらいいな」のコーナー。

たとえば...
専用のスキャナ機能を持った緑色のグローブをはめて、指先あるいは掌全体で図書の文字をなぞる。
なぞった部分がモニタの画面に直接取り込まれる→入力完了。
机の全面がモニタになってて、すっごく広いの。
文字を大きくしたり小さくしたりも自由自在。
好みの文字ポイントでお仕事できる!(老眼でも大丈夫。)
キーボードもマウスも要らない。机を直接タップするだけ。

入力した文字が正しいかどうかをチェックするには、赤いグローブをはめて、指先でモニタに取り込まれた文字をなぞる。
次に図書の文字をなぞる。
ミスがあれば、モニタのミス文字が点滅して知らせる...的な。
あったらいいなあ。

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