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われから食わぬ上人なし~新設件名のお知らせ2019年4月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

4月は9件の件名を新設しました。そのひとつに「われから(割殻)」があります。
この件名だけでは一体何のことだか分からない方も多いと思いますが、生き物の名前です。海に棲息する甲殻類の一種なので、分類は485.3になります。
イラストですが、姿が気になる方はこちらをご覧ください。

われから」

青木 優和(文)
畑中 富美子(絵)
仮説社(2019.3)

正になんじゃこりゃ!という奇妙な姿をしています。実際目にして海藻だと言われても気付かないかもしれません。名前の由来は漢字の通り、乾燥すると体(殻)が割れてしまうから...という説があるのだとか。少し悲しい由来ですね。

私は知りませんでしたが、実はこの「われから」古くから親しまれていたようで、古今和歌集や山家集などの短歌や枕草子、そして諺にも登場しています。食材として定着していた訳では無さそうですが...野菜に付いていた虫の如く、間違えて口にすることはあったみたいですね。海辺ではよく海藻にくっついているようで、昔から目にする機会は多かったようです。

春頃より「われから」は増えてくるらしいので、これから海へ行かれる方は探してみてはいかがでしょうか?

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