令和になってそろそろ一ヶ月。
図書の方は改元熱が少し落ち着いてきたところですが
最近良く見かけるなと感じた本が「大嘗祭」の本。
大嘗祭とは、<ジャパンナレッジ日本国語大辞典>によると
天皇が即位の後、初めて行なう新嘗(にいなめ)の祭。その年に新たに収穫された穀物を、天皇みずから、祖神天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ天地のよろずの神々にさし上げる一代一度の大礼。祭に用いられる新穀は、あらかじめ卜定(ぼくじょう)された悠紀(ゆき)、主基(すき)の国から奉られ、祭の日の夜、天皇は新しく造られた大嘗宮の悠紀殿ついで主基殿で、これを神に供え、みずからも喫する。(以下略)
今日現在で今年は7件、昨年の4件をすでに上回っています。
令和の熱、すごいです。
大嘗祭のNDC分類は210.091に収めます。
NDC本表を見てみると
210.09 有職故実.儀式典例
210.091 譲位.践祚.即位.大嘗祭
分類項目名にあがっているのでわかりやすいと思います。
先日卜定で悠紀→栃木県、主基→京都府に
決まったニュースが流れていました。
その中で亀の映像やワシントン条約といった文言が
聞こえてくるではありませんか...
次のトピックに移ったのかと思ったら
卜定で使われる亀の甲羅がワシントン条約など
保護の対象になっていて手配が大変だったという内容でした。
伝統を守るためには、環境も守らないといけないのですね。
ふと、今上陛下の著書を1冊思いだしました。
「水運史から世界の水へ」