今日が終業式、明日から夏休み!という学校も多いのではないでしょうか。楽しいことがたくさん、ワクワクうれしい夏休み...の一方で、子どもたち(と、その親)の心に暗くのしかかるのが、夏休みの宿題ですよね。今年こそは早めに片付けて、夏休みの終わりに慌てたくはないけれど...。夏休みの宿題の2大巨頭と言えば、読書感想文と自由研究。図書館に相談に行く子どもたちもいることでしょう。TRC MARCを使った検索で、途方に暮れている子たちに役に立つ本を紹介してあげられるといいですね。
読書感想文の書き方、なんて本は、分類816、件名にはそのものずばり、「読書感想文」が付与されています。
当事者(子ども)向けの本だけでなく、悩める親向けの本もヒットします。
ところが...夏休みの子どもが考えることはみんな一緒。こういうわかりやすい読書感想文の書き方本は、あっという間に貸出中になってしまいます。借りる予約を入れても、順番を待っていたら夏休みが終わっちゃう...。
そんなときには、子ども用の件名である学習件名での検索をぜひお試しください。一冊まるまる「読書感想文」について書かれているときに付与される件名とは異なり、学習件名は本(児童書ノンフィクション)に1ページ以上書かれている内容に対して付与されるのです。これを使えば、雑多なテーマを扱った本の中にある読書感想文についての章を探し出すことだってできちゃいます。
「ピンチを救う!秘伝!裏ワザ百科 小学生の使えるなんでもネタ帳」
こんな本がヒットしました。この本に付与された分類は049。いわゆる雑著を収める分類で、読書感想文の書き方の816という分類とはほど遠いですが、この本の一体どこに読書感想文が...?学習件名は、その内容が出現するページも一緒に記録されていますので、48~49pに読書感想文が登場するなんてこともすぐにわかります。目次情報でそこのページの章を確認すると、「ワザ23 よい読書感想文を書く裏ワザ」であるとわかりました。これは使えそう!
学習件名には「自由研究」というものもありますので、もう一方の宿題を片付けるのにも威力を発揮してくれそうです。
どうか子どもたちが図書館を上手に利用して、宿題はさっさと片付けて、楽しい夏休みを過ごせますように。