自分の図書館
今日は「週刊新刊全点案内」2131号の発行日です。
掲載件数は1334件でした。
*こんな本がありました*
青木真兵・青木海青子(著)
夕書房(2019.10)
子どもの頃、自分で図書館をやりたいと思っていました。図書館に勤める、のではなくて、自分の集めた自分の好きな本に囲まれて、それは自分の所有する本ではあるけれど、興味を持ってくれた人に貸し出して読んでもらう。そんな仕事がいいな、なんて思ったことを記憶しています。
でも。
自分で気づいたのだか、周囲の誰かに言われたのかわかりませんが、これでは収入が得られない=仕事として成立しない!ということで早々に夢は砕け散ったのです。本当に幼いときの儚い夢でした。
ところが、この本。
実現してしまっている大人がいた!と思いました。地方に移住して、自宅を私設図書館として開いた...。まず気になったのは、でもそれで稼げてはいないよね?!ということ。そして、自宅を図書館って、自分の家に見知らぬ人が来ていいの?!ということ。
そこらへんの事情も含め、移住を決めてから「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を開いて運営するという「実験」の一部始終が、対談とエッセイで綴られています。興味深すぎる...。自分がやれなかったことの追体験として、ゆっくり読んでみたいと思います。