カバディというスポーツをご存じでしょうか?詳しいルールは知らずとも、競技中に『カバディ』という単語を言い続けなければならないことを含め、この名前だけは聞いたことのある人は多いと思います。
カバディは、南アジア諸国で古くから行われているスポーツで、格闘技が起源と言われています。大まかなルールとしては、コートで7人対7人の攻撃・守備チームに分かれ、攻撃側から1人を選び、守備側7人で守るというもの。その時、攻撃側の一人が『カバディ』と言い続けながら守備側にタッチし、捕まらずに自軍に戻れば得点だそうです。ドッジボールと鬼ごっこを合わせたようなスポーツと言われていますが、個人的にはラグビーに近い印象を持ちました。相手選手を捕まえる様子がタックルに似ているせいかもしれません。
分類は「788 相撲.拳闘.競馬」に収められています。
件名はしっかりと「カバディ」が付与されています。
検索してみたところ、実際に件名が付与されている資料は3件と、まだまだ少ないようです。
カバディ自体、NDCでは分類項目名として表記されていませんが、「788」の注記に「*カバディは,ここに収める」とあります。このように、NDCでは項目名が表示されていないものでも、その分類項目に含まれることを注記で表しているものがあります。
(例:球技)
「783.1 バスケットボール *ネットボール,ポートボールは,ここに収める」
「783.2 バレーボール *インディアカ,セパタクローは,ここに収める」
「783.46 アメリカンフットボール *タッチフットボールは,ここに収める」
「783.5 テニス *ファイブス,ぺロタ,ポームは,ここに収める」
ぺロタなる競技は聞いたことがありませんでしたが、この注記からテニスに近い競技だということが分かりました。勉強不足でまだまだ知らない競技がありましたが、注記を見ればしっかり分類することができるようです。