本日は「週刊新刊全点案内」2139号の発行日です。
掲載件数は1265件でした。
*こんな本がありました
「製本大全 裁つ、折る、綴じる。知っておきたい全技術」
(2019.12)
一応は本に関わる仕事をしている身でありながら恥ずかしいのですが、どうにも製本の知識が心もとない私です。
TRCMARCでも、装丁コードや形態注記として、製本について記録することはあります。
ですが、記録するのは、耐久性を予想するのに必要な情報や、図書館で配架・保存する時に注意を要するものが中心。
だからまとまった知識が身につかないのかな...などと言い訳。
そんなわけで、製本のこと一から教えて!とこちらの本をパラパラ。(いえ、すみません、パラパラはウソです。高さ25cm、厚めの紙で400ページ以上あるハードカバーなので、どちらかというとパッタン、ペラリ、ペラリ...)
紙折り、綴じ方、表紙の形式が系統だてて解説されていて、一般的な製本の全体像がつかめそうです。作業の工程の図解が丁寧で、挿図をみているだけでもなんだか楽しい!
原著はドイツ語の本ですので、扱われているのは洋装本の製本ですね。
和装本についても数ページありますが、和綴じは、平綴じのソフトカバーの仲間のような扱いでしょうか。
さて、目の前のこの「製本大全」の初版は、糸かがり綴じで、完(まる)表紙、角背、赤く小口塗装されている...ということでいいのかな?あ、スピン(しおり)も2本ついてますね。