あけましておめでとうございます。
本日より、2020年のデータ部ログを再開したいと思います。
本年もデータ部ログをよろしくお願いします。
明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
2019年12月は6件の件名を新設しました。そのうち2件が標目訂正です。
その中に「教皇」へ標目訂正した件名があります。元は「ローマ法王」という件名でした。日本国内でも「法王」「教皇」と異なる呼称が用いられていましたが、外務省が「法王」を使用していたため件名も合わせていました。昨年11月の教皇フランシスコ訪日の際、日本政府が「教皇」という呼称を使用すると発表したため、件名も「教皇」へ訂正することになりました。
カトリック教会内でも割れていた呼称ですが、38年前のヨハネ・パウロ2世来日以降、内部で「教皇」に統一されていたようです。なぜ「法王」ではなく「教皇」なのか。カトリック中央協議会のホームページによると、教えるという字の方が教皇の職務をよく表わすから、だそうです。
今まで何が違うのか知りませんでしたが、今回を機に一つ勉強になりました。