明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
2020年6月は6件の件名を新設しました。そのうちの1つが「遠隔会議」です。
前々から身近なものだった方もいるかもしれませんが、今年に入りリモートワークの展開に伴って急速に需要が伸びました。
元は「インターネット」「会議・討論のしかた」という二つを付与していましたが、ここ最近様々なサービスや使い方を解説する本が増えてきたのに合わせて見直し、新設することになり、Web会議やテレビ会議などの概念を包括的に表せるということで、「遠隔会議」になりました。
概念自体は真新しいものではないものの、「仕事や会議をするために同じ場所に集まる必要がない」という考え方が広がるのは、今後の働き方にとって有用なことかもしれません。
「会議」と言っても、仕事のみならず、リモート飲み会や通信ゲームをする際にやりとりをするなど、ツールの使い方は多種多様。今後も私たちの生活に欠かせないものになっていくことでしょう。
私はまだ使ったことがないのですが、テレビ通話をする際、背景を自分の部屋から異空間に変える機能があるそう。
ネット上でも気軽に宇宙に行ったりジャングルに迷い込んだりしている人が散見されます。
そういった遊び心が発揮できるのも楽しいところかもしれません。