今日は「週刊新刊全点案内」2172号の発行日です。
掲載件数は1293件でした。
*こんな本がありました*
今年に入ってから、「三密」「アベノマスク」「ソーシャルディスタンス」など、新型コロナウイルスにまつわるいろんな新語が生まれましたが、「自粛警察」もその一つ。
早くもWikipediaの項目になっていて驚きましたが、定義としては「新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条に基づく緊急事態宣言に伴う行政による外出や営業などの自粛要請に応じない個人や商店などに対して、偏った正義感や嫉妬心、不安感などから私的に取り締まりや攻撃を行う一般市民やその行為・風潮を指す俗語・インターネットスラング」とのこと。
正義感ゆえの行動というのは理解できなくもないのですが、ただでさえ殺伐としているこの状況下で、もうちょっと穏便にできないものか...と思っていたときに見つけたのがこの本です。
「カサうしろに振るやつ絶滅しろ!」
迷惑な行動や考え方を、古代生物や動物たちと合体させて、架空の「絶滅希望種」としてキャラクター化した、いわば子ども向けのマナー本なのですが、そのネーミングがなかなか秀逸なのです。
ポイ捨てするやつ→ポイステゴサウルス
信号を無視するやつ→シンゴムシ
人の話を聞き流すやつ→キキナガスクジラ
揚げ足とるやつ→アゲアシトリケラトプス
etc...。
どんなに迷惑な行為も、真っ向から批判してしまうと、余計に不穏な空気を作ってしまいかねませんが、こんな風にダジャレにするとずっと柔らかくなりますね。
こんな時期だからこそ、ユーモアを忘れず広い心をもっていたいものです。