皆様こんにちは!AS(学術情報ソリューション)の入江です。
この記事と来週月曜の2回にかけて、今年4月以降のADEAC新規公開・リニューアル情報をお届けします。今回は新規に公開されたデジタルアーカイブをご紹介します。
◇『行橋市/行橋市デジタルアーカイブ』(4月1日新規公開)
行橋市は福岡県東部に位置する自治体です。
平成18年に刊行された『行橋市史』の通史編にあたる「中世」「近世」「近代」の内容と歴史年表をご利用いただけます。
また、江戸時代に地域の政治的・経済的中心として栄え「行橋」という名前の由来ともなったエリアを描いた「大橋村 行事村 宮市村見取図」をデジタル化しました。絵図上の各地点に設置されたポイントからは、その地点の解説や現在の写真を閲覧でき、『行橋市史』に関連する記述がある場合は該当箇所にジャンプすることもできます。
そのほかにも、市が運営する行橋市増田美術館のコレクションから代表的な作品12点をご覧いただけます。
◇『新型コロナウィルス感染症対策アーカイブ』(8月3日新規公開)
TRC-ADEAC(株)が管理・運営する、新型コロナウィルス感染症対策関連の資料を公開しているデジタルアーカイブです。
図書館が収集した新型コロナウィルス関連資料・掲示物や、緊急事態宣言下での経験を踏まえて図書館員が作成した読み物資料などが掲載されています。
株式会社図書館流通センター(TRC)が指定管理者として受託している図書館にご協力いただいています。
現在の状況を後世に伝え、将来同じような事態が発生した際に参照できるアーカイブとして記録を続けていきます。
◇『鶴ヶ島市立図書館/鶴ヶ島市デジタル郷土資料』(8月21日新規公開)
鶴ヶ島市は埼玉県のほぼ中央に位置する自治体です。長い歴史の中で数多くの史跡や文化財が今に伝えられてきました。
今回は江戸時代から受け継がれてきた伝統行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」に関する記録や、昭和62年に刊行された『鶴ヶ島町史・通史編』を全文テキスト化して公開しました。
今後も鶴ヶ島市内の文化財に関する情報が追加されていく予定です。更新をお楽しみに!
今回の紹介内容は以上です。 次回は4月以降に大幅リニューアルを遂げた機関を中心にご紹介します!