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哀愁のタンゴは控えめにいっても嘘かもしれない

本日は「週刊新刊全点案内」2203号の発行日です。
掲載件数は1252件でした。

*こんな本がありました*

「タンゴの真実」

小松亮太(著)
旬報社(2021.3)

ただ「タンゴ」といったときに思い浮かぶ曲はありますか?

碧空? 黒猫のタンゴ? リベルタンゴ? ラ・クンパルシータ?

どれも「タンゴ」には違いないのですが、純粋な「アルゼンチンの」タンゴではないようです。

この本は「アルゼンチンの」タンゴについて書かれた本です。著者は「リベルタンゴ」や「情熱大陸」のテーマ曲で一世を風靡したバンドネオン奏者(しかもご両親もタンゴ・ミュージシャン)です。

音楽家による音楽の解説というと、素人(私だけ?)にはちんぷんかんぷんと思いきや、この本では楽器の説明から、リズムの歴史、タンゴ音楽の世界的な広がり、ダンスにいたるまで、広く解説されています。

解説されている演奏をスマートフォンなどで聴けるQRコードがついているので、音源を気軽に聴いて「なるほど」と合点したり、楽しんだりできるのもありがたいところ。まるで視聴覚室(今もあるのでしょうか?)で講義を受けているようにノーストレス。本の作りの親切さもさることながら、便利な時代になったものです。

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