コロナ禍により昨年から家の中で過ごす時間が増えて、お花屋さんに寄るスーツ姿の男性なども見かけることが多くなりました。
我が家は祖母と母が花好きで、庭いじりをしている姿をよく見ていたこともあり、花がある生活は身近でした。
小さな庭の花をすこし摘んで、居間に飾るという光景が日常で、祖母の家へ遊びに行ったときは庭のホオズキをもらうのがいつも楽しみでした。そんなこともあって、ちょっとした花たちをそっと活ける生活に親しみを感じていました。
日々の中に花とはいえ生き物があるということは、とても心が癒され元気になるな、とこのところとくに感じます。
緑が空間のなかにあるだけで、なんだか気持ちも晴れやかに。
春のいまこの時期、オオデマリやコデマリにナニワイバラ、モッコウバラが咲いていて庭は一年の中で一番華やかです。
ご近所を散歩していても、あちこちで花が元気に咲いているのを見ると和みます。花粉症さえなければ、春はいい季節だなあ。
ナニワイバラは先週花がようやく一輪咲いてほっこりしたのですが、今週になると一斉にたくさんの花が開きました。春の訪れを喜んでいるかのような、溢れんばかりの生命力を感じます。
オオデマリと似た名前のコデマリは、小さな花があつまって毬のような球体になっていて、かわいらしくて癒されます。
私はミモザがお気に入りの花のひとつなのですが、先月、3月8日はミモザの日だったようです。
しばらく部屋に飾り、瑞々しさが失われたあともそのまま自然乾燥させ、スワッグにしてみました。
鮮やかな黄色が抜けて落ち着いたアンティークのような色合いもまた魅力的です。
毎日の暮らしのなかに花がほんのすこしあるだけで、彩りを添えてくれますね。