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竜が玉を睨んでいる

今月の雑記のテーマは「ボードゲーム」です。


「竜が玉を睨んでいる」
そんな言葉に胸がときめいてしまう将棋入門者です。
※「竜が玉を睨んでいる」とは、相手の駒などの妨げがあるものの、竜が王手になる位置にあること(たぶん!)


きっかけは今年初め。
テレビで中継されていた将棋の対局。画面いっぱいに将棋盤が映し出され、画面の上下からニョキニョキと手が出てきては駒を動かす。不思議な画角を見つめていてふと思ったのです、「そうだ、今こそ将棋覚えよう」。
ひとりでもできるし、世代を超えてたのしめる、オンラインでも遊べる。


まずは、大人向けの将棋入門書を購入。
今までは完全スルーでしたが、書店の棚にぞろっと並んでいてビックリ。どれを買おうか迷いました。若手棋士の方々の戦術本も多数あり、それぞれのこだわりや戦法が早いうちから確立されているのだな、と感服ひとしきり。

次に、将棋アプリをスマホにインストール。
入門からハイレベルまで楽しむことができそうなものです。キャラクターのひよこ相手に、自身のレベルに合わせた対局ができます。対戦していると、ひよこが状況に応じて「互角ピヨ」「まだまだこれからピヨ」「もうだめピヨ...」などとコメントしてきます。対局中の形成評価も見ることができます。これもしかしてAI?なんだか将棋界、すごいことになっているな、とアワアワ...


駒の動きはそれぞれ個性があり魅力的、かつ敵陣へ入ったら駒の動きが変化する。
基本ルールを覚えるのにも四苦八苦。
難しい。勝てない。悔しい。でも、たのしい。


アンテナを張っていると、いろいろ情報が集まってきますね。
将棋ファンがとても多いことを知りました。今までのイメージは子どもやおじさんが指しているイメージでしたが、老若男女ファンがたくさんいるみたい。
観戦が主な「観る将(みるしょう)=観る将棋)」、将棋を指す専門の「指す将(さすしょう)」、なんて言葉も知りました。


プロ棋士の対局内容にはついていけないですが、今まさに進行中の名人戦七番勝負(渡辺明名人×斎藤慎太郎八段)をチラッと拝見して、独特の緊張感に背筋が伸びる思いでした。
これが封じ手!おやつタイム!
わからないながらも、「負けました」の一言に、見ているこちら側も打ちのめされました。

まだまだ下手くそですが、コロナ禍が終息したらどこかで誰かと指してみたいです。青空将棋なんかもいいですね。


~おまけ~
こちらは入門者でも見てたのしいフォトブックでした。
対局室に設置されたリモートカメラによる両者の表情はもちろん、全国各地の対局会場となるお寺や有名な宿、食事や午前午後のおやつ、棋譜も収録されています。

第33期竜王戦七番勝負 フォトドキュメント」


読売新聞東京本社(2021.3)

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