ピカッゴロゴロの季節~分類・件名のおはなし・113~
先週末、子どものサッカーの試合で外出していました。サッカーの試合というものは雨が降っていても決行されるものですが、この前は雨も降っていないのに中断され、そのまま解散となりました...雷のせいです。調べてみたら、日本サッカー協会から「全てのサッカー関係者は、屋外でのサッカー活動中(試合だけでなくトレーニングも含む)に落雷の予兆があった場合は、速やかに活動を中止し、危険性がなくなると判断されるまで安全な場所に避難するなど、選手の安全確保を最優先事項として常に留意する。」という落雷事故防止対策についての指針が出ていました。解散になり、バスに乗ったギリギリのタイミングで、ものすごい稲妻と聞いたことのないような雷鳴!絶対近くに落ちたよね、とバスの中がざわついていました。
さて、そんな雷。NDCでは451.77の「空中電気学」に分類されます。451.76に「気象音響学」というものがありますので、先日私が聞いたような雷鳴だけを扱った本がもしあればそちらに分類されることになるのだと思いますが、通常「ピカッ」と「ゴロゴロ...」を合わせて雷ですので、雷を扱った本は451.77ということになっています。
「雷」という件名がつけられている本で意外と多いのが5類に分類される本。544.7が多く、これは「避雷器、避雷針」の分類になります。IT環境が重要になっている現代で、雷による害、雷害をいかに防ぐか、という主題で出された本がこちらに分類されることになります。雷による瞬電で作業中のデータがパーに...なんてことは避けたいですよね。
外にいると恐怖しか感じない雷ですが、安全な部屋の中にいて完璧な稲妻を見ることができると思わず興奮してしまうのは大人になっても変わりません...。梅雨も明け、夏本番。また雷が鳴る日も多いのでしょうか。安全に過ごしたいものです。