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すぐそこにあった陰陽道

本日は週刊新刊全点案内2223号の発行日です。
掲載件数は917件でした。


*こんな本がありました*

はりま陰陽師紀行

播磨学研究所(編)
復刊ドットコム(2021.8)

陰陽師の解剖図鑑
川合 章子(著)
エクスナレッジ(2021.8)

今週は陰陽師に関する本が2冊ありました。
陰陽師といえば安倍晴明。日本においては名前だけなら知らない人もいないであろうこの人も、両方の本で大きく扱われています。
現代でのイメージですと式神を操ったり悪霊を封印したりファンタジーチックな感じですが、彼らは実際に明治時代になるまで人々の暮らしと共にあったそうです。生活の様々な吉凶を占ったり、暦や時間を管理したりもしていて、本当に当時を生きる人々にとって身近なものだったのでしょう。
そんな陰陽師の世界を見ることができるこの2冊、「はりま陰陽師紀行」では安倍晴明と蘆屋道満、そして播磨という民間陰陽師の中心地だったといわれる場所を中心にルーツを紐解き、「陰陽師の解剖図鑑」では鬼を祓ったり星を観測したりする陰陽師の仕事や安倍晴明、賀茂保憲など様々な人物、そして陰陽道と陰陽師の歴史を解説しています。
つい150年ほど前まで人々のすぐ隣にあった陰陽師が一体どんなものだったのか、調べてみるのも面白いかもしれません。

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