皆様こんにちは。AS(学術情報ソリューション)の入江です。
今週と来週月曜日の2回にかけて、デジタルアーカイブシステムADEACで7~10月に公開・更新された機関をご紹介します。
今回は九州地方の新規・更新デジタルアーカイブに焦点を当てていきます。
◇『田川市立図書館/筑豊・田川デジタルアーカイブ』(7月16日追加公開)
今回の更新で新たに「田川地方の巡礼文化」というコンテンツが追加されました。
霊峰・英彦山を擁する田川地域では昔から民衆の間で巡礼文化が盛んでした。
このコンテンツでは巡拝ルートを記録したマップや札所のデータを収集・公開しています。
◇『八代市立図書館/デジタルライブラリ』(8月23日新規公開)
熊本県南部に位置する八代市の自然や文化を紹介するデジタルアーカイブです。
公開コンテンツの第一弾として、豊かで多様な自然環境に恵まれた八代市に生息する「八代の植物」の特集ページをご覧いただけます。
美しい植物の魅力を切り取った写真はもちろん、充実した解説にも引き込まれます。
◇『大牟田市立図書館 大牟田市立三池カルタ・歴史資料館/大牟田市三池炭鉱歴史資料デジタルアーカイブ』(10月1日追加公開)
炭鉱の街・大牟田市の歴史を語るうえで欠かせない、三池炭鉱に関する資料を大量に追加搭載してリニューアルしました。
三池炭鉱はかつて日本一の出炭量を誇って日本の近代化を支え、戦後日本における最大規模の労使紛争「三池争議」の舞台ともなりました。
このアーカイブでは「三池争議」関係資料や、三池炭鉱社創業満50年を期に編纂された社史『三井鉱山五十年史稿』、三池炭鉱に関わる地図・絵はがきなど、貴重なコレクションを公開しています。
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