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動作いまむかし

今日は「週刊新刊全点案内」2229号の発行日です。
掲載件数は1126件でした。

*こんな本がありました*

「絶滅危惧動作図鑑」

藪本 晶子(著)
祥伝社(2021.10)


タイトルを見て「絶滅した動物同士を戦わせたらどっちが勝つか?」という児童書を連想しましたが、よく見ると違います。「絶滅危惧」の「動作」の「図鑑」でした。これが昭和に子ども時代をガッツリ過ごした私には懐かしいものばかり。


「牛乳瓶を開ける」
小・中学校の給食は瓶の牛乳で、給食当番の時、二人一組でも運ぶの重かった! たまに割ってしまうとガラスは危ないし、拭いても牛乳の匂いはなかなか取れなかった気がする。爪噛み癖のある男子は紙のフタが開けられなくて、いつも誰かに頼んでたな。


「黒電話」
もう現役では使われていないのでしょうか?今となっては掛け方も面白いですよね。手書きの住所録がセットのように近くに置かれ、電話にかけるカバーというものもありました。思春期には友達との話を親に聞かれたくなくて、コードを最大限伸ばして電話を持って移動したりもしていました。


「障子を破る」
これも張り替えタイミングになると母親に「びりびりにしていいよ」と言われ、いつもはいけないことを堂々とできる嬉しさにパンチをしまくったことがあったような。大人になって住んだマンションに障子がありましたが、木目模様の鉄製の枠に、ほぼビニールとみられる白いシートが貼ってあり、とても驚きました。


あれもこれも絶滅危惧なのか!と驚くと同時に、楽しく懐かしく思い出すことがたくさんあります。
自分の親世代と話しても、子ども世代と話しても、話したいことがたくさん出てくるかもしれません。

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