皆様こんにちは。AS(学術情報ソリューション)の入江です。
前回に続き7月以降に更新されたデジタルアーカイブをご紹介します。
◇『多摩市立図書館/多摩市デジタルアーカイブ』(7月20日追加公開)
以前にもご紹介した「調布玉川惣画図」と縄文土器のページに動画コンテンツが追加されました。
「調布玉川惣画図」のページでは、充実した解説と一緒に絵図の中を旅できる「「調布玉川惣画図」をたどる」と、絵図の作者に関して詳しく学べる「作者相沢伴主・長谷川雪堤」の2つの動画が追加されました。
縄文土器のページでは、現在掲載されている土器5点それぞれに解説動画がつきました。
解説動画をご覧いただくことで、普通に見ているとなかなか気づかない見どころを知ることができます。
すでにこれらの資料をご覧になったことのある方も、動画と合わせてご覧いただくことで新しい魅力を見つけていただけるかもしれません。
◇『酒田市立図書館/光丘文庫デジタルアーカイブ』(10月1日追加公開)
今回の更新で県指定文化財の『保定記』、『印旛沼登道記・詰中・下道中日記』、『続保定記』が追加公開されました。
天保11年(1840)の三方領地替えや、庄内藩の農民が動員された千葉県の印旛沼開削工事、庄内大山騒動等に関する記録がまとめられた貴重な資料です。全ページを原文画像と翻刻文で重ね表示してご覧いただけます。
他にも大正から昭和期にかけての酒田市街を描いた古地図などの資料が追加されて、酒田の歴史をたどるための資料がどんどん充実してきています。
さて、ここまでご紹介したように多くのデジタルアーカイブで日々資料が追加されていますが、一方で掲載されたデータを活用しようという機運も高まっています。
7/24(土)にはデジタルアーカイブに掲載されている多様な資料を用いて学校教育の現場で用いる教材をつくるワークショップが行われました。
現在その成果物が下記のページで公開されていますので、こちらもぜひご覧ください。
https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/Home/9900000010/topg/SxUKILAM/index.html
11/6(土)には上記のワークショップの第2回が図書館総合展フォーラムの1つとして開催される予定です。
どなたでもZOOMで視聴参加が可能ですので、詳細をご覧になりたい方はこちらをご覧ください
https://wtmla-adeac-r.com/