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2021年11月16日 アーカイブ

2021年11月16日

TRC MARCpedia Vol.2

2021年1月より月に一度、基礎知識から作成ルール、レファレンスに役立つ情報など、毎月テーマごとにあらゆる角度からTRC MARCを徹底解剖する『TRC MARCpedia(ペディア)』を週刊新刊全点案内に同封しお届けしています。

より多くの方にTRC MARCについて知っていただくため、先週よりこのデータ部ログでも掲載することとなりました。
Vol.1はこちら

Vol.2のテーマは「TRC MARC大解剖」。
TRC MARCの基本的な部分から、データ作成の手順、どこにどんな情報があるかなどを、データ部のマスコット・ぶーすけがお伝えします。項目ごとにVol.1でご紹介した各班と連動しているので、ぜひ見比べながらご参照ください。

TRC MARCpedia Vol.2」

古典文学からはじまるなにか

本日は「週刊新刊全点案内」2234号の発行日です。
掲載件数は1092件でした。


*こんな本がありました*

読まなければなにもはじまらない いまから古典を〈読む〉ために

木越治、丸井貴史(編)
文学通信(2021.11)


「古典を「読んだ」と言うのは勇気がいる。自分なりの古典の読み方をみつけるにはどうしたらいいだろう?」
本の表紙カヴァーに付されている文章です。
ほんとそれ!
と、思わず手に取ってしまいました。

名だたる古典文学のタイトルとだいたいの内容は知っていても、その作品を実際に"読んだ"人は多くないと思います。もちろん、わたしも...。

日本最古の物語と言われている「竹取物語」は絵本「かぐや姫」で。
紫式部「源氏物語」は漫画「あさきゆめみし」で。
河竹黙阿弥「三人吉三」は歌舞伎で。
というように。

原典に触れたい、読んでみたい、と思いつつも、難しそう...と尻込みしたまま、けっこういい大人になってしまいました。

「読まなければなにもはじまらない」
おっしゃる通り。
ではどうしたらいいの?
という人のために、さまざまなヒントを示してくれているのが本書。

「古典の「本文」とは何か」「表現の歴史的文脈を掘り起こす」「絵を読み解く」「歌舞伎を「読む」ということ」「「現代社会」が古典文学をつくる」といった様々な角度から、わたしたちを古典文学へいざなってくれるようです。

そして最終章には「読むことでなにがはじまるのか」と題された座談会が設けられています。読むことがゴールではなくて、読むとそこからはじまるなにかがある。
そう思うとわくわくします。

カシワイさんによる表紙イラストを眺めながら、何かはじめたい(古典を読みたい)という気持ちが湧いてきました。

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