データ部あるあるなのかもしれませんが、幼少期から本を読むのが好きでした。
書店や図書館で児童書のコーナーに行って、本を選ぶのは至福の時。ただ、(データ部員としては残念なことに)当時の私は「目録を使って図書を探す」よりも、実際に書架を見たり、書店員さん、図書館員さんに「こういう本はありますか?」などと聞いたりしていたような気がします。
TRC MARCは、子どもが自分で本を探せるよう様々な項目を用意しています。
そのひとつが「児童用内容紹介」です。これは通常の内容紹介とは異なり、対象年齢に合った言葉づかいで書いた内容紹介文です。言葉づかいだけでなく、習っていない漢字は使わない、もしくはふりがなをつけるというのもポイント。
こちらの絵本で、実際の文章を見てみましょう。
《内容紹介》
ぼくが保護猫シェルターから引き取ったマックスは、てんで愛想がない「へそまがり」。だけど本を読み聞かせたら、体をすり寄せてきて...。アメリカの保護施設で実際に行われているボランティア活動をヒントに描いた絵本。
《児童用内容紹介》
ぼくがパパたちに「ねこがかいたい」と、ねだりつづけて、427にちめ。とうとうゆるしてくれた。でも、ほごねこシェルターからひきとったマックスは、なにをやってもちっともよろこばない「へそまがり」。かぞくのみんながマックスにあきれている。そんなあるひ、ほんをよみはじめたぼくのそばにマックスがすりよってきて...。
比べてみると、違いが一目でわかります。
児童用内容紹介ならば、子どもが自分で読んで、本を選べそうですね。