5月の雑記のテーマは「のりもの」です。
小5の娘はもうすぐ初めての宿泊行事。昨年はコロナで中止だったのでとても楽しみにしています。その準備として親は健康状態の調査書を記入するのですが「のりものよいは「する」って書いて」と注文が来ました。たいしたことないじゃん?と思うものの、行く本人が心配ならと「少し」をつけて書いておきました。
その昔、私もとても車酔いをする子どもでした。近場のスーパーも遠くへの旅行も常に車酔いとの闘い。まず車内の匂いが嫌。それを消すための芳香剤の匂いも嫌。酔い止め薬も「本当に効くんだろうか」とかえって心配が頭から離れず、役に立たず...。そうして編み出した対処法は「口パクで歌を歌う」こと。車酔いへ意識を向けないための必死の現実逃避で小中の遠足を乗り切りました。
しかし、そんな私にも転機が訪れました!
私が通っていた県立高校には、全校生徒がフェリーで東京湾を渡って横浜へ行くというイベントがありました。船なんて車以上に不安定な乗り物は絶対に悲惨なことになる、と思っていたのに、全く酔わずに着いたのです。
なぜかと考えると......受験を終えて入学した高校には自分と似たタイプの生徒も多く、更に女子高だったので周囲の目も格段に気にならず、それはもう楽しくお喋りしまくっていたからだと思います。病は気からってこういうことか、気の持ちようで克服できることってあるんだな。心配はしすぎない方ができることも増えるのかも!
何十年も前のことですが、こんな気持ちになったことを横浜散策よりもよく覚えています。