今回のブログのタイトル、どう読みますか?
「真剣」だったら「しんけん」に決まっているはずですが、なぜか「マジ」と読んでしまう不思議。日本語ってけっこう適当...いや、懐が深いですね。
人名でも、「黄熊」と書いて「ぷう」、「光宙」と書いて「ぴかちゅう」など、ルビがないと読めないようなキラキラネームに、戸籍法がどこまで対応するかという審議会が開かれたようです。
これから漢字のヨミというのは、ますます自由になっていくのかもしれません。
2022年からTRC MARCに改訂がありましたが、そのうちの一つに、特殊な読み方のルビの扱いについての変更があります。
2021 年までは NCR1987 に則り、タイトルに特殊な読みのルビが付されている場合は「付された語の直後に( )でルビを記録」する形で本タイトルを入力し、TRC MARCでは検索用にルビ( )を外した形を本タイトル漢字形として提供してきました。
例えば、情報源に「真剣(マジ)」とルビがあった場合は以下の形でした。
251A01 真剣(マジ)だぜ!
551B01 真剣だぜ!
しかし、NCR2018 で「情報源に表示されたタイトルに付されたルビは、本タイトルに含めない」と規定されたことから、今後は( )にルビを入れる形はなくなります。
もちろん、ヨミはこれまでと同じく2通り入れますので、どちらでも検索できます。
251A01 真剣だぜ!
551A011 マジ/ダゼ
551G01 シンケン/ダゼ
見た目や検索上はちょっと邪魔だった( )ルビですが、特殊な読み方をすることがわかりやすいというメリット(?)もありました。
今はまだMARCを作成するときに、つい( )でルビを入れたくなってしまうのですが、そのうちに慣れてくるのでしょうか。