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キツネ

今日は「週刊新刊全点案内」2270号の発行日です。
掲載件数は969件でした。

*こんな本がありました*


「キツネ潰し 誰も覚えていない、奇妙で残酷で間抜けなスポーツ」

エドワード・ブルック=ヒッチング(著)
日経ナショナルジオグラフィック(2022.8)


現代の感覚ではとても考えられない、もはや忘れ去られてしまった数々のスポーツを紹介しています。


タイトルになっている「キツネ潰し」とは、広げた布を使ってキツネを宙に放り投げる競技のこと。
7メートル以上の高さまで、キツネが飛ばされることも珍しくなかったそうです。
投げたあと受けとめることは競技には入っていないので、当然、キツネは無傷ではすみません。


他にも「リス落とし」「クマいじめ」「猫入り樽たたき」「ネズミ殺し」のような、今なら動物虐待としか思われないものがたくさん。


動物を使わない競技もあります。

電話ボックスの中に何人の人が入れるかを競う「電話ボックス詰め込み競争」や、スキーとアイスダンスを組み合わせたスキーバレエ、空中ゴルフ、ナイアガラの滝下り。
即興の詩で相手の悪口を言い合う「口論詩」は、今でいうラップバトルみたいなものでしょうか。


「そりゃあ、廃れるよね」「無くなってよかったよ」と思うような、残酷だったり、危険だったり、ばかばかしすぎるスポーツがたくさん出てきます。

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