昨日1月10日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
2022年12月は5件の件名を新設しました。そのうちの1つが「スマートシティ」です。
スマートシティとは? 内閣府のサイトをみると「ICT 等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける、持続可能な都市や地域」とありました。2016年からの第5期科学技術基本計画で提唱された、Society 5.0の実現の場という定義だそうです。
スマートシティという言葉がタイトルに含まれる本は2010年代はじめからありますが、最初のころはスマートグリッドなどを利用した都市のエネルギー問題や環境問題への取り組みが多かった印象です。
その後次第にMaaSについての本や、自治体DX化の本の中でも触れられるなど、利用される技術も解決する課題の範囲も広がっています。
近年は国内外のスマートシティの実例の紹介本をよく目にするので、ページをめくりながら、自分の暮らすまちに同じようなサービスが導入されたらどうなるかをつい想像してしまいます。意外とすでに計画は進んでいたりするかもしれませんね。