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土に還る、とはいうけれど

本日は週刊新刊全点案内2294号の発行日です。
掲載件数は994件でした。今月の表紙はこちら。
 
p20230207.jpg
お湯が沸いたやかんです。
白湯、お茶、コーヒー、この時期、一日に何度かお湯を沸かします。
(この頃は、電磁だったり、電気ポットだったりもするのかもしれませんが・・・)
静かな台所で、ほんのしばし、ぼんやり沸騰を待ちながら
お湯が沸いてゆく音に耳を澄ませて、ガスの青い火を見ていると
モヤモヤがリセットされて、とても落ち着くのです。 (Juri)


*こんな本がありました*
ルポ日本の土葬 99.97%の遺体が火葬されるこの国の0.03%の世界

鈴木貫太郎(著)
宗教問題(2023.1)


多様性に満ちた「死後」の選択肢がある現代。
ふつうにお墓にはいってもいいし、海に散骨してもいい。遺灰・遺骨を加工して人工ダイヤやアクセサリーにするという話もよく聞きます。(すばらしいアイディアたち!)

しかし、それらにひっそりと共通しているのは火葬が前提ということ。
なんの不思議もなく「死んだら火葬よね」と思ってしまっていたのですが、実は日本にもわずかに0.03%の「土葬」文化があることを、この本のサブタイトルで初めて知りました。

大分県で起こったイスラム土葬墓地問題への丁寧な取材からはじまり、土葬とムスリム文化の関係性や、宗教差別・衛生面での課題までを細かに紐解いている本書。
そもそもの日本の土葬文化にまで触れられており、「そういえば昔はそのまま埋めてたんだよなぁ、土に還るっていう言葉もあるんだし...」と埋葬方法の変遷について思いを巡らせつつ。

多様性を認める現代社会の中で生きるとはなにか・死とはどういうものか......難しいテーマです。

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