気が早いと言われそうですが、2024年の大河ドラマの舞台は平安時代、主人公は紫式部だそうで。これから『源氏物語』関連本が増えるかなと楽しみにしています。
『源氏物語』の分類は913.36。
913(日本の)小説.物語
.3 古代後期[中古]:平安時代 の下に位置します。
源氏物語の場合、さらにその下が
.361 書誌.索引
.362 年表.系図.故実
.363 和歌
.364 評釈.語法
.365 梗概.抄録
.366 秘事
.369 訳文
と細かく分かれていて、『源氏物語』中の和歌について書かれた本であれば、分類記号は913.363になります。
さて『源氏物語』と言えば、なにかとセットで語られがちなのが『枕草子』。
『枕草子』は随筆と言われていますので、分類記号は、913小説.物語ではなく、914 評論.エッセイ.随筆の方になります。
914.3 古代:平安時代まで
枕草子
NDCを開いたこともなかった10代の頃。図書館で『源氏物語』関連本がずらーっと並んでいるのを見かけ、
「であれば『枕草子』関連の本もこの近くにあるに違いない!」と思い込み、近辺を眺めたけれど全然見当たらず、おかしいな?と首をかしげた悲しい記憶があります。少し離れた棚で発見した時の「あ、そうか!『随筆』扱いなのね!」という納得and脱力感とともに。(なにが「であれば」だ。)
『源氏物語』ゾーンで「おかしいな、なにかとセットで語られがちな『枕草子』が見当たらないぞ?」という表情で首をかしげている利用者の方を見かけた際にはぜひとも「枕草子は随筆と言われているので...」とこっそりご案内して差し上げてください。
...いないかそんな人。