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ユーモラスな死神

本日は「週刊新刊全点案内」2316号の発行日です。
掲載件数は948件でした。

*こんな本がありました*

「中国の死神」

大谷 亨(著)
青弓社(2023.7)


中国の民間信仰の鬼神、死神的な存在である「無常」についての2年半のフィールドワークをまとめた1冊です。

フルカラーの写真で見る無常(死神)は、主に奇妙に背の高いものと低いもの、白いものと黒いものの2人セット。流血していたり、おどろおどろしいところもあるけれども、目が垂れていたり、眉毛がモコモコしていたりしてどこかユーモラス。どのようなプロセスをたどって、現在の形になったのか興味深いです。

真面目な本かと思いきや、「無常珍道中」と銘打った、フィールドワーク中の面白い出来事を記したコラムが破天荒で、外国の地方の町や村で情報を収集する難しさと面白さが感じられます。

研究者の苦労に思いを馳せつつも、フィールドワークに心惹かれます。

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