8月の雑記テーマは「合宿」です。
高校時代に所属していた管弦楽部での最後の夏合宿が今でも思い出に残っています。
部では年に数回、演奏会を開催していたのですが、その時は秋の文化祭に向けた発表曲の練習をしていました。
外部から講師の先生も呼び、自主練→パート練→合奏をする流れだったと思います。
とはいえ、運動部とは違って人数も20人程度の小規模団体で比較的緩めの部活だったので、がちがちのスケジュール感というよりは自由に楽しく練習させてもらえる環境でした。
そんな合宿の最中、後輩1名とペアを組んで全員の前で一曲を演奏し、顧問と講師の先生が優勝を決める発表会が行われました。
順番はくじ引きだったのですが、なんとトップバッターを引いてしまい...。
当時、私はフルートを担当しており、バイオリン担当の子と組んで、短時間で発表に向けた練習を行いました。
ひとりひとりが注目を浴びるというのはあまり無い機会で、トップバッターのプレッシャーもあってかなり緊張しましたが、組んだ後輩は常に笑顔で落ち着きもあり、先輩についていきます!と慕ってくれて、発表中に目が合った時も楽しそうな様子。
思わずはっとさせられ、純粋にふたりで曲を楽しもうという気持ちでやり切ることができました。
全員の演奏が終了し、結果はなんと優勝。
息が合っていてよかったと先生方に評価してもらったことに加えてペアの後輩と一緒に優勝できたことが嬉しくて、涙を流したのを覚えています。
合宿の終わりには、久石譲の「Summer」を全員で演奏し、夏の終わりを感じながらこれが最後の合宿なんだとしみじみ感じていました。青春だったなぁ。
ちなみにペアで組んだ後輩とは合宿以降さらに仲良くなり、大人になった今でもお付き合いがあります。
先日は、その子の結婚式(お相手も同じ管弦楽部!)に呼んでもらったりもして、この夏合宿は自分にとって印象的なイベントだったなと思っています。