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首都と災害

本日は「週刊新刊全点案内」2322号の発行日です。
掲載件数は973件でした。
今月の表紙はこちら。

p20230905.jpg

「暑さ寒さも彼岸まで」
最近は、夏が幅を利かせて、なかなかそうもいかない感じがしますが・・・
漸く暑い夏から秋の空気に入れ替わった中で咲く彼岸花のイメージです。

余談ですが
子供の頃「彼岸花」or「曼珠沙華」と言う名前は知らず
「ハミズハナミズ」と呼んでいました。
花の時には葉が見られず、葉が出た時には花が見られない、と言う事。
あまりにもそのまんまで、ちょっと笑えます。
(Juri)


*こんな本がありました*
リスボン大地震 世界を変えた巨大災害

ニコラス・シュラディ(著)山田和子(訳)

白水社(2023.9)


今年2023年は関東大震災から100年にあたります。
関連書も多く刊行されており(※)、2322号にも2件掲載されているのですが、また別の地震災害の本も同号に掲載されているのに気づき手にとってみました。


「リスボン大地震」についての本です。
ポルトガルの首都、大航海時代からの交易の中心である港湾都市リスボンを、1755年11月1日、巨大地震が襲います。
さらには津波、火災が発生し、結果、死者2万5千人以上という壊滅的な被害となりました。
ヨーロッパ史上最大の地震災害とされています。
災害の実態と復興の模様、社会・経済・科学・思想・宗教ほか広範囲に及んだ影響など、政治経済の中心地における大地震災害のさまざまな面を網羅した一冊です。

関東大震災とリスボン大地震、時代的にも地理的にも遠く離れてはいますが、首都を直撃した大地震、火災が被害を拡大したことなど、通じるところも多くあります。18世紀と20世紀、さらに今後の災害予防対策まで、あわせて考えてみるのも新たな気づきがありそうです。

(※)関東大震災に関連する本をお探しの際は、件名「 関東大震災(1923)」で検索してみてください。


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