10月といえばハロウィーン。
先日、アガサ・クリスティ作「ハロウィーン・パーティ」の新訳版が刊行されました。名探偵エルキュール・ポアロが主人公のシリーズです。
小説は1作も読んだことがないのですが、イギリスのTVドラマ「名探偵ポアロ」は全て観たはずの私。「ハロウィーンの話なんてあったかな」と思って本を見てみると、なるほど、たしかにありました。
あるお屋敷のパーティに招待されたポアロが殺人事件に遭遇する、というストーリーなのですが、どうやらそのパーティがハロウィーンのパーティだったよう。
アップルポピングというハロウィーンでお馴染み(ということを今回知りました)のゲームは出てくるのですが、派手な仮装もトリック・オア・トリートもちっとも出てこないので、ハロウィーンのお話だとは記憶していなかったのでした。
ところでこの本は、映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」の原作でもあります。
映画のタイトルからは、まずこの本に結びつきませんよね。
TRC MARCでは、映画やTVドラマなどの原作になった図書には、そのタイトルを「メディア化タイトル」として入力しています。
この本のMARCだと「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」が、メディア化タイトルとして入力されています。
今年公開された作品では、ほかにも「ジャパン・ディグニティ」(メディア化タイトル「バカ塗りの娘」)や、「勁草」(メディア化タイトル「BAD LANDS バッド・ランズ」)、「幸せなひとりぼっち」(メディア化タイトル「オットーという男」)など。
映画化の際にタイトルがかなり変わってしまった作品も、映画のタイトル・本のタイトルのどちらからでも原作の図書を探すことができます。