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寄り添うメディア

本日は「週刊新刊全点案内」2344号の発行日です。
掲載件数は958件でした。

*こんな本がありました*

2024年は波瀾の幕開けでした。一年で一番のんびり過ごすはずだった元日に襲った大地震。「なぜよりよってこの日に...?」と思った人も多かったことでしょう。被災地の一日も早い復旧をお祈りします。

「大災害とラジオ」

大牟田智佐子(著)
ナカニシヤ出版(2024.1)

今回の地震では、テレビでアナウンサーが「津波が来ます!早く逃げて!」と絶叫していたことが話題になりました。私もリアルタイムで見ていて、その切迫感を肌で感じていましたが、災害時のメディアとしてがぜん存在感を増してくるのは、テレビよりもラジオではないでしょうか。
この本は、災害時におけるラジオが、リスナーとの共感性の高さという点でいかに重要かということを考察しています。
確かに、普段からラジオを良く聴く私ですが、リスナーとの距離感の近さというのは、テレビとはくらべものになりません。不思議なことに、ラジオのパーソナリティーの語りは、自分個人への語りかけのように感じられるのですね。
単に携帯に便利だからというだけでなく、被災者の心に寄り添ってくれるラジオが、これからも長く愛され続けることを願ってやみません。

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