休み明けだ。会社に行きたくない。一生寝て暮らせないだろうか。
と、一度も思ったことのない労働者は少ないでしょう。
寝て暮らすはちょっと大げさか...。
あくせく仕事に追われずに、自分のペースで自己実現を図る。いいですね。
少し前には「FIRE」という言葉をタイトルにした本もよく見ました。FIREとは「Financial Independence, Retire Early=経済的自立と早期リタイア」の頭文字を取ったもので、資産運用で生計を立てて早期リタイアするという人生設計だそうです。
それでは、今回は分類を使って資産形成のための情報を探してみましょう。
今年からNISAが新しくなりましたので、まずはそこから始めてはどうでしょうか。
NISAは「少額投資非課税制度」で、分類は338.8です。投資信託もこの分類になります。
優良株を買って配当と株主優待で暮らすのもいいかもしれない...。株式投資についての本は338.155、株式理論の分類です。
何が自分に合うかわからない、投資方法全部盛りの本はありませんか、ということでしたら、338.18にどうぞ。NDC10版の338.18の注記には「金儲法<一般>は,ここに収める」とあり、いろいろな方法を扱ったものはこちらになります。
(2~3種類までだと主に扱われている方の分類になります。たとえばNISAとiDeCoでNISAが主なら分類はNISAの338.8。ちなみにiDeCoは「個人型確定拠出年金」ですので、iDeCoだけを扱った図書は364.3、社会保険の分類です。)
というわけで、338で始まる棚を探していただくと金融資産形成に関する情報が集められます。
金融資産と並び立つ不労所得のもう一方の雄は地代収入です。地主。大家さん。
投資用マンションを買ってみようという方も、伝来の土地を活用して...という方も、不動産投資についての本は673.99、不動産業の分類に収めています。
いずれの分野もコンスタントに図書が刊行されていて「成功法」は百花繚乱という趣です。
苦労せず短期でFIRE達成!億越え!とはいかないだろうという気はしますが、検討してみるのもいいかもしれません。