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タイトルの中に出てくる名前の読み方 ~MARCや検索のはなし~

早いもので2024年も残り2か月。大河ドラマ「光る君へ」もあと数回で終わってしまうのですね。


学生の頃には「清少納言-枕草子-春はあけぼの~」「紫式部-源氏物語-いづれの御時にか~」などと機械的に暗記しましたが、どんな環境でどんな時にどんな風に書いていたのかを(ドラマとはいえ)具体的に見られるのが楽しいですね。「香炉峰の雪」のシーンには感激しましたが、望月の歌が詠まれるシーンも出てくるでしょうか?出てきてほしい!


「藤原道長」の典拠ファイルの統一形の読みは「フジワラノミチナガ」ではなく「フジワラ,ミチナガ」であることは以前のブログにもありました。では、人名がタイトルの一部に含まれる場合にタイトルの読みはどうなるでしょう?


「藤原道長の妻女と邸宅の伝領」という本のタイトルの読みは「フジワラ/ミチナガ/ノ/サイジョ/ト/テイタク/ノ/デンリョウ」。人名がタイトルの一部に含まれる場合は、典拠ファイルの統一形の読み「フジワラ,ミチナガ」に合わせます。


「藤原道長と紫式部」という本は、一つ目の読みに「フジワラノ/ミチナガ/ト/ムラサキシキブ」、二つ目の読みに「フジワラ/ミチナガ/ト/ムラサキシキブ」と入っています。これは図書中に読み方が出ていれば、そちらを尊重して一つ目の読みに入力し、図書中の読み方が典拠ファイルの統一形の読みと異なる場合は、二つ目の読みに入力するためです。


人名が含まれるタイトルを読みで検索する場合、典拠ファイルの統一形の読みは必ず入っていますので、迷う場合は典拠ファイルを先に見てから検索していただくと、多くの図書に当たれます。ご活用ください。


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