今月の雑記は「わたしの推し作家」。
そこそこ長く生きているので、好きだった作家は追いきれず、漫画家は連載が終わると切れてしまい...一人の人を推し続ける情熱はあまりないようです、と書くつもりでいたのですが、先週の金曜ロードショー予告を見て気づきました。「君たちはどう生きるか」GWに地上波初放送!宮﨑駿ならまるごと推せそうです。
家人はラピュタが至高・トトロより後は劣化だなどと言うのですが、私はハウルもポニョも大好きで、君たちは~ではよくわからないけどすごいものを見たという不思議な感動でジブリ映画史上最多量の涙がでました。ストーリーやモチーフはとっ散らかり先の見えない展開の中で、自分が生きてきてずっととらわれてきたり持っていた動きやシーン、感情のストックを衒いなく出しているところに感動したのだと思います。自分の中身をだすとなると、作家性にとらわれたりぐじゃぐじゃしたりしがちだと思うのですが、子どもが胸をはるように堂々と出している作風が好きです。虚飾や忖度の言葉があふれる中、とても清々しく感じます。ただ、ご本人は世の評価は気にしない~とみせつつ観客動員数はとても気にするという話もあり、そんなところもチャーミングと思えるくらいにまるごと推せていると思います。GWの金曜ロードショーが楽しみです!