毎年恒例、12月の分類・件名のおはなしは"今年新設した件名を振り返る"です。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
デジタルフォレンジック
アドバンスケアプランニング
重力レンズ
スペースデブリ
など、今年も多くの件名を新たに採用しました。
個人的に、今までなかったことを意外に感じたのは
コバルト
です。元素や周期表についての図書のなかではよく取り上げられていても、1冊まるごとコバルトが主題の図書は今まであまりなかったようです。
教育・子どもにまつわる件名ではこんなものも。
放課後等デイサービス
STEAM教育
STEM教育(Science,Technology,Engineering and Mathematics)には「科学教育」の件名を付けていますが、そこにArtが加わり自然科学の範囲に収まらないため新設となりました。
昨年も多かった法律名、今年は18件の新設がありました。
物流の2024年問題、水素エネルギー、SNSでの誹謗中傷など、現代社会のトピックを反映した法律も多くありました。
物流総合効率化法
水素社会推進法
情報流通プラットフォーム対処法
最後に動物名。
いわゆるジャンボタニシとして知られるスクミリンゴガイですが、実際にはタニシとは別種で、リンゴガイ科に属します。
クリオネ
リンゴガイ科
とげねずみ
マーモット
来年はどんな件名が登場するでしょうか。毎月の「新設件名のお知らせ」もぜひご覧ください。