~TRC AV MARC概論 Vol.5~
某通販より家には毎月おもちゃが届きます。おもちゃの中にはCDやDVDもあります。息子(1才4ヶ月)のために申し込んでいるものなので一応渡すわけですが、まだ本人は使い方がわからない。盤はなめられ、力一杯投げつけられ、食べ物もついてべとべとに。これはこれで楽しんでるんですが・・・借り物だったら困っちゃいますね。
さて、今日の本題。
MARCの作成単位というものについてご説明したいと思います。
ケースに1枚しか入っていないCDはMARCを1つ作ります。
そりゃそうだ。
では、下の場合はどうでしょう?
(1) 1つのプラスチックケースに2枚入り
(2) 半透明の薄いビニール袋に1枚入り×5袋が、更に1つの箱に収められている
(3) 1つのプラスチックケースに1枚入り×5ケースが、更に1つの箱に収められている
答え
→(1)(2)はMARC1つ、(3)はMARC5つ。
下の写真は、普段私たちが使っているマニュアルから抜き出したもの。
上段の図はMARCを1つ作成する例、下段の図はMARCを複数作成する例です。
ちょっとはイメージできるでしょうか?
TRCデータ部では、録音資料・映像資料について以下のように基準を設けています。
「物理的に配架、貸し出しできる単位でMARCを作る」
CDやDVDはむきだしでは管理しにくいですよね。汚れそうだし割れてしまうかも・・・。そんなものを機器にかけては機器自体も壊れかねません。図書館で利用するには、ケースがなくては困ります。
オーソドックスなプラスチック製(スリムなもの、両側が開いて複数枚入るもの等)のものから、レコードが入っているような紙ケース、折り畳めるケースの中に盤をはめ込めるようになったデジパックという名のケース。いろいろあれど、配架に耐えるケースに入っていればOK。
ディスクが複数に渡るものには、単に納まりきらなかったからというものと、「~全集」1巻:交響曲、2巻:管弦楽曲、3巻:独奏曲などと構成に意味のあるものとがありますが、どちらの場合もケースの単位でMARCの作成単位を決めています。