~図書館蔵書案内 vol.1~
こんにちは、図書館蔵書 小松です。
この1か月の志木レポートはいかがでしたか?「TRC=書店」というイメージを強くした方が多いのではないでしょうか。恥ずかしながら、わたくし小松もそのひとり。
というのも、これからご紹介する図書館蔵書、小松が入社以来仕事をしているグループは、TRCデータ部の中では、いちばん書店らしくない仕事をしているところのひとつだからなのです。
以前、簡単にご案内したように、このグループでは、主に図書館からお預かりした蔵書のMARCを作成しています。
取次を通る新刊書についてはTRC MARCが用意されていますが、図書館の本はもちろんそれだけではカヴァーできません。行政資料、郷土資料などの一般に流通しない本や戦前の図書…もっと古い本など。そういうものにも、TRC MARCがあったら便利ですね。
そこで、私たち図書館蔵書が注文を受けて、図書館で必要になったTRC MARCを作成しています。売っていない本、古い本などというと、ごくごく少ない量なのでは?と思う方もあるかもしれません。でも、こうして作成したMARCの数は、2007年6月末現在で、TRC MARC全件の件数270万余件中、115万余件。なんと半数近くにもなるのです。
こういった仕事の性質上、私たちのもとには、日々図書館から多種多様な本が送られてきます。時には、私たちだけで見るのはもったいないような本も!そこで、これから4回にわたって、グループの紹介をかねて、図書館蔵書が扱う本の新刊図書とは異なる魅力(?)に迫りたいと思います。
写真は、本日月曜日現在の図書館蔵書の棚の風景。各図書館にMARC作成後の荷物を発送したばかりでガランとした棚です。これから一週間またフル回転。以前ご紹介した箱の山も、もちろん健在ですよ。