~典拠ファイル1~
典拠・望月です。
データ部ログがはじまって、はや半年。今日からまた新しい連載がスタートします。
その名も「MARC MANIAX(まーく・まにあっくす)」。
TRC MARCについて、さらにマニアックに解説していこうという企画です。
「典拠ファイル」「目録」「分類/件名」の3つを柱とし、あれこれ解説をしてまいります。これから毎週金曜日は「MARC MANIAX」が登場。ご期待ください!
第1回~今月いっぱいは、「人名典拠ファイル」について。
簡単におさらいすると、「人名典拠ファイル」とは図書の著者を管理するファイルで、同姓同名を区別したり、別のペンネームを相互に参照できたり、統一標目とは違う形からも引けるようになっていたりします。
(いままでの解説はこちら→)
その件数がどれだけあるかといいますと、2007年5月25日現在で788,847件。
(この件数は、記述形、参照形すべてを含んだ数です)
このうち統一標目は約59万件。これだけの数の人が本を書いているのです。
千葉県船橋市の人口と同じくらい。
そして、この数は日々増えていっています。
だいたい月に2000~3000件ずつ増加しています。
どうでしょう、なかなかすごい件数ではないですか?
この59万件の中から、同じ人はいないか、別人扱いしていいか確認し、初出とわかれば1件1件作成する。典拠の部署ではこれが繰り返されています。そして、日々データベースとして積み重ねられているのです。