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まずはタイトル

MARC MANIAX目録の第2回は、「タイトルとその周りの色々」をまとめてご紹介…図書の情報源にある文字情報のうち、タイトル関連の諸々をばっさばっさとまとめてしまいます。では、各項目を見ていきましょう(マッハで飛ばします~)


★本タイトル
「タイトル」です。本を同定識別するための第一のキーになるもの。とても大切ですが、簡単には決められないことも多いです。
基本は、図書の表示のままに採用します。表示が情報源によって割れているならば、優先順位に従って一番優勢なものを採用します。
「改訂版」「新装版」等は「版表示」という項目に入れますので(後日説明します)、タイトルとくっついた表示でも本タイトルには含めません。
本タイトル決定に際しては、実は、「全集かシリーズか」というとても大きな命題があるのですが(図書館業界以外には知られていないだろうな…)、それはまた、別の機会にまとめて解説とさせてください(ここでは、無理!)

★並列タイトル
日本語と外国語のタイトル表記が併記されている本は、探してみると案外多いもの。外国語の本文がある場合や、こちらの本のように外国語表記のタイトルが併記されている場合、外国語タイトルは並列タイトルとして採用します。

★タイトル関連情報
「サブタイトル」等とも呼ばれる本タイトルを限定・説明する文言や、「歌集」「××論文集」のような図書の形式を表す文言はこちらへ。複数ある場合にはそれぞれ入力していきますが、ごちゃごちゃしたデザインの本ではきりがなくなってしまうことも。TRC MARCでは、煽り文句のようなものや帯の位置にある文言はあまり採用していません。

★巻次
「Vol.1」「2007年度版」「上巻」「続」のように、ひとまとまり(全集)の中での順序をあらわすものはこちらに入れる、と思っていただければ、とりあえずよいかと思います。 「基礎編・応用編」「筑豊篇・自立篇・放浪篇」のようにどちらが先とも言えないものも、巻次として扱います。
図書の表記のままに記録が基本ですが、巻次の数字の部分だけは、たとえ図書の表示が漢数字やローマ数字だとしても、「十九年版→19年版」のようにアラビア数字の形に変えて採用します。

★巻タイトル
「水漬く魂 第3部 白に燃える」「水漬く魂 第4部 青に燃える」の「白に燃える」「青に燃える」のように、各巻ごとに独自のタイトルがある場合には、こちらの項目へ。

★シリーズ・シリーズ番号
「岩波新書」「新潮文庫」などから「九大アジア叢書」「かがくのとも傑作集」などなどまで。同じ体裁で出版されている等、複数の図書が所属しているグループがある場合、そのグループ名をシリーズとして入力します。もしシリーズに番号が付いていたら、シリーズ番号の項目を別に立てましょう。


手元の本から何をどんな項目で採用するかが決まったら、さっそく入力です。漢字・ひらがな・カタカナ・数字、記号etc.。図書のフォントの大小はもちろん入力できませんが、漢字の新旧字やアルファベットの大文字小文字は図書のままに転記していきます。もしも図書に誤植があったら、正しい形に直して入力します。


最後に、漢字とかなの国ならではの話題をひとつ。ルビの扱いです。一語の中に色々な意味を込めたいためでしょうか、本たちが知恵を絞って繰り出してくるルビは様々です。その漢字本来の読み方でないルビが付されていたら、漢字の直後に、丸がっこに入れた形で入力します。

例:妖怪・神様に出会える異界(ところ)
例:海人(うみんちゅう)よしふさの幸せになる食卓
例:舞-乙HiME列伝(マイオトメ・サガ) ←最近ちょっと驚いた例。色んなことを考えますなぁ

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コメント (2)

特命:

毎度です。
例えば、「日本国際協力システム年報」は、国会やwebcat
では、別タイトルとしてAnnual Reportというのが入っていますが、TRCMARCでは出てきません。
並列タイトルにはもちろん入りませんが、書名注記に別タイトルとして入れるのが適当なのかなとも思います。
TRCマニュアルでは、並列タイトルの取り方は詳しいですが、別タイトルの取り方がほとんど書いてなく、TRCMARCのまま入力すると、OPACでタイトルをAnnual Reportとし、出版者を日本国際協力システムなどと掛け合わせて検索するとヒットしなくなります。
国会やwebcatで「別タイトル」というのがよく出てくることもあり、考慮すべき問題ではないでしょうか?

新刊目録 望月 :

特命さん、コメントありがとうございます。

こちらは図書の現物が確認できないのですが、一般的に単なるデザインとしてアルファベットの形が入っている図書も数多くあります。それをどれを採用してどれを採用しないかを考えながらやっているのが現状です。今回のものも書影の画像を見ますとたしかに大きく書かれてはいるのですが、固有の名称が含まれていないこともありデザインと判断させていただきました。
別タイトルや並列タイトルの採用に関して、今後もどういう形で採用していけばよいか検討をつづける予定です。特命さんのご意見も参考にさせていただきます。

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