分類はじめの一歩~NDCその1
典拠、目録と続いてまいりました「MARC MANIAX」。今日から分類/件名のスタートです。よりいっそうマニアな(?)分野にふみこみますが、どうぞよろしくお付き合いください。
以前の特集記事「MARCができるまで」でもご紹介しましたが、MARCを作成するなかには、図書の主題(テーマ)にかかわる情報を付与する工程があります。今月は、その中でも一番重要な「分類」について書いていきたいと思います。
分類とは、ある一冊の本を、図書館の膨大な蔵書の中のどこに位置づけるのが最もふさわしいのかを決定すること。
適切な分類を付けなければ、その本を必要とする人の目に触れないかもしれない、ひょっとすると一度も利用されずに終わってしまうかもしれない、と考えると責任は重大です。
それではもしも、ある日突然「この本を分類してみてね」と言われたら?
(ありえない設定...でもないかもしれませんね。
図書館員さんはもちろん、出版社や書店にお勤めの方にもそんな機会がなきにしもあらず?)
TRC MARCでは現在、『日本十進分類法(以下NDC)』の新訂9版および新訂8版に則った分類を付与していますので、そちらにそって見ていきましょう。