新刊点数の増える年末を迎え、連日「人相が変わっている」新刊目録・池田です(あくまで部外秘ですので、あしからず)。
この時期たて続けにやってきて目にとまるのが、来年「生誕●●年」などのメモリアル・イヤーを迎える人たちの関連本。
そこで、ちょっと調べてみました。こういうときに便利なのが人名典拠ファイル。「参考生没年」という項目をキーに検索をかけると、その年に生まれた/亡くなった人たちがわかります。100年前の「1908年」だと約2500人、50年前の「1958年」だと約5600人と大量ヒット。熊谷直実(1208年没)、足利義満(1408年没)、ナポレオン3世(1808年生)なんていう顔ぶれも見つかりました。渋すぎるか…。
個人的にフィーチャーを期待しているのは、1998年に亡くなった詩人・田村隆一。俄か仕立てのチョイ悪おやじたちを、「百万年早いんだよ」と叱りつけて欲しい。
ちなみにこの田村さん、TRCのすぐ近くの東京・大塚のご出身。詩人が綴るふるさとの風景は今と変わらない部分も多く、「あ、あそこのことだ」なんて読書中に発見するのも楽しいものです。そのたびに、会社帰りに件のお店に寄って詩人を偲んでみたりして…(そうです、縄のれんで一杯ひっかけるということです、つまり)。