« 行ったところもわかります ~ICタグがやってきた!3~ | メイン | マメな人は育ててみては »

内容がないよう...なんて言いません!~内容紹介班紹介②~

本の内容紹介文ってどうやって作るの?
どれくらい時間がかかるの?
まさか、全部本を読んでいるの?

など、さまざまな疑問をもたれているだろう、内容紹介文現場。
入力のしかたについては、以前、企画「MARCができるまで」でもちょっとだけご紹介していました。→コチラ

理工系の技術書、医学書、美術書...それはそれはひとすじなわではいかない、いろんな分野の本があります。
でも、300冊近くの本が毎日やってくるため、1冊1冊熟読している時間はありません。
これらの図書に100字前後のまとまった要約文らしきものが掲載されていたら、大助かりなのですが、そんな都合のよいことは滅多になく...(泣く)...。

効率よく要点をさがしだすために、本を手にとったら、帯やカヴァーそで、表紙、目次、序文、あとがき、広告などを重点的に目を通していき、テーマを表している文章を拾い出して、105字以内にまとめていきます。

p20080218.jpg
必死に入力中...です!

まったく情報がない本(帯が付いていない詩集や歌集、テーマどころか言語自体がわかりにくい「外国語」の本)などはさらに大変...です。


解説もあとがきもないと、相当てこずりますが、そこは腕のみせどころ。
ページをめくり全体的に雰囲気をつかんだ上で、速読して、文章を作り上げます。
必要上、内容紹介班のメンバーは速読力UPしているんじゃないでしょうか。
右脳パワー大全開です。

ところで、1時間に入力できる冊数は、前リンク記事では、10冊入力とありましたが、いまはもう少しパワーアップ中。理想は20冊!

1冊にかけられる時間が限られている中で、手際よく紹介文を作成することはなかなか大変。熟練の技あってこそ、なのです。

一日中、途切れなくやってくる本をひたすら入力するという中で、作業を楽しむためには、文章を書くのが好きな人であることが大前提。
また、それだけではなく、確かな文章構成力、本と向い合い続ける精神力も必要です。
たとえるなら「紹介文入力道場」といった感じ。

というわけで、この鍛えられた「精鋭部隊」、紹介文入力メンバーたちは今日も本と時間と自分自身と闘っています!

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク