典拠・望月です。
今週はなんと3回登場なのですな。
またまたお付き合いくださいませ。
しかし、自分でやっておきながら、昨日のラグビー本、2冊並べるとむさくるしくていけません。
さて、昨日のエントリーで、内容細目の著者でも典拠ファイルができていたと書きましたが、そのフォローを少し。
内容細目の著者の典拠をファイルを作成するようになったのは、2005年の1月からです。
これにより、内容細目レベルで文章を書いていても、本の著者と同じように典拠ファイルから検索できるようになりました。
内容細目の著者の典拠も、やり方自体は本の著者の典拠と変わらないのですが、「内容著者」ならではの大変さもあるのです。最近内容細目の著者の典拠にも携わっているため、自分もその大変さを実感しつつあります。
まずは1冊につき著者がたくさんいる場合があること。この間は21件初出の人がいるものがありました。
普通の本の著者でもたまに20件近く著者がいることがありますが、ほんとに“たまに”です。
普通の本の著者が3人だとすると、1冊で7冊分です。それが10冊セットで来たりすると、7×10で70冊分!大変なことになります。
そして、内容細目の著者は情報が少ない。著者紹介がない、カナヨミがない、西洋人の原綴がない…。
ないない尽くしの中、同姓同名を同じ人かどうか判断したり、推定でヨミ形を与えたりしなければなりません。
この苦境をどうやって乗り越えているのか、担当している者に直接聞いてみたいところですが、ただいま内容細目著者の典拠の大波が押し寄せているため、次の機会にさせていただきたいと思います。
続きはいずれ、また。