ときにはこんな喜び
今日は「週刊新刊全点案内」1576号の発行日です。
掲載件数は1700件でした。
おもいっきり夏らしい表紙です。
*こんな本がありました*
時々仕事の説明をすると、「入力する本は好きなものを選ぶんですか?」ときかれることがあります。が、毎日270冊(平均)の本を処理していくためには、もちろんそんな余裕はなく。
書棚に山と積まれた本たちを、一山とってはワシワシと作業を進めていくことになります。
そうして今週も仕事をしておりましたところ、こんな一冊が―
おお、これは…!!
学生時代に読みたかった、ミシェル・ド・セルトーの『ルーダンの憑依』!
17世紀前半にフランスの地方都市ルーダンでおこった悪魔憑き事件を分析した本書。
名著の誉れ高いというのに当時は邦訳がなく、私のお粗末なフランス語力では原書を読むこともできなかった……その翻訳がついに!と、ひそかにテンションが上がります。(データ部はとっても静かな部署なので、心の中で小躍りするにとどめましたが。)
不意の出会いだからこそ嬉しさもひとしお、そんな出来事でありました。