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中世の剣豪と文章で渡り合う

いよいよ7月です。期末試験に夏休み準備にと皆様お忙しくなってきたのではないでしょうか?

…などと季節感のありそうな前振りから始めてみましたが、内容は季節とはまったく関係ありませんのであしからず。

さて(強引に話を切り替える)、TRCMARCには「著者紹介」というものが入っています。
名は体を表しており、「著者=その本を書いた人」を「図書にある記述のみで90文字以内で簡潔に紹介」するものです。図書にない事はゼッタイにいれません。
どんな感じのものかは「東京タワー」の回をご覧ください。中にしっかり入ってます。
大体は本のカヴァーの袖部分や、奥付ページの上などにある著者紹介(お手元に本があればごらんになってみてください。大抵あります。)を90字以内にまとめたものになっています。
しかし、なかにはそういったまとまった記述がない本もあって…今回はそういった場合にどのように入力しているのかをちょっぴりご紹介(ちょっとだけ趣味が入っていますがご容赦を)。


今回の題材はこの本。

上泉 信綱
赤羽根 大介
赤羽根 龍夫

スキージャーナル(2008.7)
発送可能時間

著者は「上泉信綱」さん。

まずは、その人の生没年と、出身地についての記述がないか探します。すると…お、あったあった。
・1582年没
・1508年生まれ
・上野国出身

次に最終学歴です。「○○大学○○学部卒業」などというものの事です。研究者の方の書かれた専門書などでは最終学歴が結構判断材料になるのですよね。…なのですが…1508~1582年というと戦国時代か…学歴?(これ以降の括弧の中身は筆者の趣味の賜物による判断です。あしからずご了承ください:せいぜいあっても上杉学校とか?う~ん?)戦国時代なのでありませんでした。

次は現職ないしは最終職歴です。これで今何をやっている人かが分かります。
でも戦国時代ねぇ…定職ってあるのかな…お、これなんかそうかな?
・戦国の軍学者
・従四位下に叙せられた
上はその人の職業を端的に表したもの。現代でいうなら「作家」とか「評論家」みたいなものでしょうか。
下は官位だから、現在でいう役職、「日本医師会会長」みたいなものかな?ひょっとしたら「紫綬褒章を受章」みたいなものかもしれないけど…

次にその人が書いた他の本の書名があれば拾います。他にどんな本を書いてる人かな?とか、この本良かった。この人のほかの本は…?みたいに結構重要な情報ですよね?
が、戦国時代の軍学者が2冊も3冊も本を書いてるわけはなく。結局ありませんでした。

次は受賞情報なのですが…戦国時代の軍学者が文学賞みたいな賞を受賞するわけもなく。(というかこの時代に“賞”なんてあったのか…?)まあ、前に拾った
・従四位下に叙せられた
がこっちに該当するかな?位でしょうか。

次にその人の重要な来歴、ないしは職歴がないか探します。すると…
・若くして新陰流を興す。
・父の死後上泉城主となる。
・上泉城が後北条氏によって陥落した後、
・長野業正に仕える。
・武田信玄に仕えるも武田家を辞し、
・京に上り、将軍や公卿衆に軍学を教授。
・柳生宗厳、丸目蔵人らに目録を与えた。
等がありました(2番目、3番目はそこまで有名なことじゃないし、重要でもないかな…5番目は有名な人に仕えたっていう情報だけど…ほんとに一瞬だしあれは仕えたって言うのだろうか?う~ん、この人が仕えた人としてよく知られてるのは4番目の人のほうだよね…1番目と7番目は文句なく重要。6番目もどんなことをしたかを端的に表してるかな)。

これで、著者紹介に入れるようなことは大体網羅かな。で、これらからどんな「著者紹介」ができたかというと…
それはオンライン書店ビーケーワンをご覧ください(上の「詳細を見る」からもいけますよ~)。

このようにして、TRCMARCの中の「著者紹介」は日々生産されているのでした。


注)はじめのほうにも書きましたが、大抵の場合は本のカヴァーの袖部分や、奥付ページの上などにある著者紹介を90字以内にまとめたものです。

注2)また、今回は筆者の趣味混じりまくりでしたが、この回でもいわれているように、狙って趣味の本をとることはできません。今回は偶然の産物をレポートさせていただいたものです。

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