高校に電車通学していた頃からの「中吊りチェッカー(=吊り広告に読みふける人)」の私。(チェックしてたのが「no●●o」「●J」系でなく、「ポ●ト」や「ア●●芸能」であったのはさておき)
あまりの食い付きぶりが呼び寄せたのか、TRCデータ部が新しく始めた「雑誌データ」を担当することになりました。
以来数か月、同じフロアのメンバーからも不審がられつつ、せっせと「子作り」に励んで参りました。(こちらを参照)
頑張った甲斐あって(?)、元気に生まれた子どもたちは1万人以上。現在も毎日100人単位で増加中です。
って、私はいったい何をしているのか?
これから数週間にわたって、雑誌データの概要と作成工程をご紹介してゆきましょう。
今日の子どもたち。
(注:某J事務所関連の表紙は避けてみました)
今年2008年の4月、TRCデータ部は新種のデータの提供をスタートさせました。
データ部では、図書館で利用者に供される資料の目録を作成しているわけですが、図書・AV(映像・録音資料)に次ぐ第3弾として、かねてよりご要望が高かった「雑誌データ」を作成することになったのです。主な狙いは、「受け入れから配架までの図書館における作業負担の軽減」と「目次情報による検索機能の充実」です。
ご紹介の第1回目は、データ作成対象のお話を少し。
TRCの雑誌データが対象としているのは、いわゆる「商業誌」で、2008年7月末現在で約3,000誌。「出版不況」などと言われながらも、雑誌はどんどん創刊されているので、その数は日々増加しています。(一方で、終刊もまた続々なわけですが。つくづく出入り(?)の激しい世界です。諸行無常。)
ひと口に雑誌といってもさまざまな種類がありますが、例えば、学術誌(大学の紀要とか)など直販のみの雑誌は、TRCでは作成対象とはしていません。こういうタイプの雑誌はデータ作成用の事前入手が難しいため、図書館での受け入れに間に合わないという理由からです。
従って、データ部で見かける顔ぶれは、総合誌・女性誌・趣味系専門誌・業界誌・テレビ番組のテキスト・コミック誌など、街の本屋さんやコンビニに置いてあるような、「あ、見たことある」というおなじみの雑誌がほとんどです。ラインナップから見ると、あえて図書館用に内容でセレクトしているというよりは、「オールジャンルの多種多様なアイテムを取り揃えている大規模な書店」といった感じですね。しかも、部内の誰も見たことのないような雑誌もあったりしますから、かなり大きなリアル書店と比べてもさらに多彩だと思います。
雑誌は装丁も図書よりずっと派手なので、デスクの周りにはカラフルな山ができて、「仕事中」の看板を立てようかと思うくらい「オフモード」に満ちています。
(そういえば、雑誌の担当になってから、私のデスクに用事がある人が増えたような。視線は私ではなくて某グラビア誌に釘付けだったりするんですけど)