典拠・望月です。
とつぜんですが、まちがいさがしです。
次の文字列をよーくご覧になってください。
アニー
ア二-
上の文字と下の文字、一見同じようですが実は違う文字が使われています。
さて、どの字でしょう?
小さくて見づらいですね。では、ちょっと拡大してみましょう。
アニー
ア二-
これでおわかりになりますでししょうか?
こたえ。
上:ア(カタカナ) ニ(カタカナ) ー(音引き)
下:ア(カタカナ) 二(漢数字) -(ハイフン)
音引きとハイフンは左端がひょんっとなってるかどうかで見分けがつきますが、カタカナのニと漢数字の二は、なかなか難しいのではないでしょうか。
TRC MARCの作成現場では精確さとスピードが重要。
音引きをうっかりハイフンで入力してしまった、なんていうまちがいを即座に見つけ出さなければなりません。
そのために、いろいろと工夫していることがあるのです。
上の二つの言葉を、TRCのMARC入力システムで表示させるとこのようになります。
アニー
ア二-
これは「カタカナ、アルファベット、注意文字を別色で表示」するという機能です。
カタカナのアニーならぜんぶ青字で表示されないといけないのに、黒字が混ざってる
↓
正しく入力されてない!
一目瞭然。うっかりミスはこれで撲滅できます。
文字を誤りなく入力するために、また、たとえ誤って入力しても校正でスムースに誤りを見つけるために。
小さいですが大きく役立つ工夫なのです。