こんにちは。AV(録音・映像資料)岩瀬です。
みなさん、「WALL・E」をご存知ですか? 29世紀の誰もいない地球でひたすらゴミを片付けていたロボット・ウォーリー(WALL・E)の、宇宙での冒険を描いたSFアニメーション映画です。キャラクターもかわいいし、子供から大人まで家族みんなで楽しめる、心温まる作品で、2009年アカデミー賞長編アニメ賞も受賞しています。
ところで、「WALL・E」って、なんで間に「・」が入ってるのでしょう? そういえば、男の子の名前のウォーリーにしては、綴りもちょっと違うような(よくあるのはWally)。もしや何か深い理由が…。妙なところがなんとなく気になる。そして、予感的中。名前にはちゃんと由来がありました。それは…
W aste ゴミ
A llocation 配置
L oad 積載
L ifter 運搬機
E arth-Class 地球型 の略、だったのです。(映画宣伝用チラシより)
なるほど~、「ゴミ配置積載運搬機」の「地球型」だから間に「・」があったんだ、と納得し、これらの頭文字をつなげてウォーリーっていう名前なのか、と感心したのもつかの間、また気になることが。
原タイトルも「WALL・E」。略称ってことは、これをMARCに入力するときは、「Wall・e」じゃなくて、「WALL・E」にしないと??(原タイトルの大文字の使用法はその言語の慣行に従う、という目録作成上のルールがあるので、略称かそうでないかでも違ってくるのです。)
映画を楽しむ自分のほかに、これがいつかDVDになり、そのMARCを作ることになったときにどう対処しよう、と悩むもう一人の自分が現われてしまう。これも一種の職業病? でも、映画館で先に悩んでおいてよかったです。
というのも、実はこの「WALL・E」、図書館向けDVD(館内閲覧・館外貸出可)として、最近データ部にやってきました。発売は7月の予定ですが、ちょっと早めに現在MARC作成中です。夏休みには図書館で、おうちで、「WALL・E」をお楽しみいただけたらと思います。